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「LINE公式アカウントがあれば集客は大丈夫」? ― リピーターづくりの最強ツールと、その"入口"としての盲点

「うちはLINE公式アカウントでお客様とつながっているから、集客は大丈夫」

そう感じている個人店オーナーの方は、とても多いと思います。そしてその実感は、半分は正しいです。LINE公式アカウントは、個人店がもてる集客ツールのなかでも、とびきり優秀な一つだからです。

ただ、もう半分には注意が必要です。LINEには「これだけは構造上どうしてもできない」ことがあります。そこを知らないまま「LINEがあるから大丈夫」と思っていると、知らないうちに新しいお客様を取りこぼしているかもしれません。

この記事では、LINE公式アカウントが本当に得意なことと、苦手なこと。そして、ホームページとどう役割を分け合えばいいのかを整理します。

LINE公式アカウントが「最強」と言われる理由

まず、LINEのすごさを正しく確認しておきましょう。

LINEは、国内の月間利用者数が1億人を超えています(2025年12月末時点、2026年1月にLINEヤフーが発表)。日本に住むほとんどの人が、毎日のように開いているアプリです。メールはなかなか開かないけれど、LINEの通知はつい見てしまう。そんな経験は、あなた自身にもあるはずです。

だからLINE公式アカウントでメッセージを送ると、お客様の手元にしっかり届きやすい。新メニューの案内も、空き枠のお知らせも、クーポンも、「見てもらえる確率」がとても高いのです。

そして何より、LINEが本当に強いのは 「一度来てくれたお客様を、もう一度呼び戻す」 場面です。施術後や来店後に友だち追加してもらえば、その後はこちらから直接つながり続けられる。再来店をうながすのに、これ以上ない道具です。

リピーターづくりのツールとして、LINE公式アカウントは間違いなく最強クラスです。

でも、LINEには「入口」としての盲点がある

ここからが大事な話です。

LINE公式アカウントには、構造上どうしても越えられない壁があります。それは、お客様が先に「友だち追加」してくれないと、こちらからは一通も届けられない ということです。

考えてみてください。あなたのお店をまだ知らない人は、当然あなたのLINE公式アカウントも友だち追加していません。つまりLINEは、

  • すでにお店を知っている人
  • すでに一度は来てくれた人
  • どこかで友だち追加してくれた人

にしか、力を発揮できないのです。これは「リピーターに強い」ことの裏返しでもあります。LINEは過去とつながる道具であって、まだ出会っていない新規のお客様を、自分から見つけにいくことはできません。

もう一つ。LINEのトーク画面は、文字とちょっとした画像が中心です。あなたのお店の世界観 ―― 内装の空気感、メニューへのこだわり、スタッフの人柄 ―― を、じっくり伝えきるには窮屈です。「もっと知りたい」と思った人を受け止める広さが、トーク画面にはありません。

【核心】新規のお客様は「見つける→確かめる→つながる」の順に動く

新しいお客様があなたのお店に出会うとき、その人はだいたいこの3つのステップを通ります。

  1. 見つける ―― Google検索やマップ、Instagramなどで、お店の存在を知る
  2. 確かめる ―― 「ここ、良さそう。でも本当に大丈夫かな」と、お店のことをちゃんと調べる
  3. つながる ―― 納得して、予約する・友だち追加する・来店する

LINE公式アカウントが担当できるのは、3つめの「つながる」と、その後のリピートです。最初の「見つける」「確かめる」の段階では、まだ友だち追加されていないので、LINEは出番がありません。

では、2つめの「確かめる」を受け止める場所はどこでしょうか。それが ホームページ です。

お客様は友だち追加する前に、必ず「どんなお店なんだろう」と確かめます。そのとき、しっかり作られたホームページがあれば「ここなら安心」と思ってもらえる。逆にホームページがなく、断片的な情報しか見つからなければ、友だち追加にも来店にもたどり着く前に、そっと離れていってしまいます。

新規のお客様が通る「見つける・確かめる・つながる」の3ステップと、各段階を担うチャネル。見つける段階は検索・マップ・SNS、確かめる段階はホームページ(受け皿)、つながる段階はLINE公式アカウントが担当することを示した図。
新規のお客様は「見つける→確かめる→つながる」の順に動く。LINEが活きるのは最後の「つながる」から。その手前の「確かめる」を受け止めるのがホームページです。

つまり、LINEとホームページは、ライバルではありません。役割がまったく違う、補い合う関係 なのです。

ホームページがあると、友だち追加そのものも増える

おもしろいことに、ホームページを持つと、LINEの友だち追加も増えやすくなります。

ホームページに「LINEで予約・お問い合わせ」のボタンや友だち追加のQRコードを置いておけば、お店を調べて「いいな」と思った人が、その流れでそのまま友だち追加してくれます。ホームページが新規のお客様を受け止め、LINEへと送り込む。そんないい循環が生まれるのです。

ホームページという受け皿がないままLINEだけで頑張ると、せっかく興味を持ってくれた人を、友だち追加の手前で逃してしまいます。

LINEとホームページ、役割分担を整理すると

ざっくり整理すると、二つの道具はこう住み分けます。

LINE公式アカウントが得意なこと

  • 一度来てくれたお客様への、再来店のうながし
  • 新メニューや空き枠、クーポンのお知らせ
  • 友だち追加した人(=すでにお店を知っている人)への直接の連絡

ホームページが得意なこと

  • まだお店に出会っていない、新規のお客様を受け止めること
  • 世界観・こだわり・写真を、たっぷり伝えること
  • 「ここなら安心」と、初めての人に信頼してもらうこと

LINEは「もう一度来てもらう」ための道具。ホームページは「初めての人に安心してもらう」ための場所。両方そろって、はじめて集客の流れがつながります。

業種別に見ると、もっとイメージしやすい

「新規はホームページ、リピートはLINE」という役割分担は、どんなお店でも同じです。具体的に見てみましょう。

  • 美容室・サロン:はじめてのお客様は「カットが上手そうか」「内装は清潔か」をホームページの写真で確かめてから予約します。常連さんには、空き枠やキャンペーンをLINEで届けてリピートにつなげる。
  • カフェ・飲食店:新規のお客様はメニューや雰囲気をホームページで見て「行ってみたい」と思います。来店時に友だち追加してもらえば、新メニューや季節限定品をLINEで告知できる。
  • クリニック・整体院:はじめての方は「どんな先生か」「料金は明朗か」をホームページで確認して安心します。次回予約のリマインドや健康情報の発信はLINEが得意です。

どの業種でも、「初めての人の不安をホームページで消し、つながったあとの関係をLINEで育てる」という流れは変わりません。

ありがちな勘違い

「LINEの友だちが増えれば、集客は安泰」?

友だちが増えるのは素晴らしいことですが、その友だちは「すでにお店を知っている人」です。数が増えても、まだ出会っていない新規のお客様には届きません。新規を増やす入口(検索・マップ・SNS)と、その受け皿(ホームページ)は、LINEとは別に用意しておく必要があります。

「ホームページはお金がかかるから、無料のLINEだけで十分」?

たしかにLINEは手軽です。でもLINEだけだと、「友だち追加してくれた人」の輪の中でしか回りません。ホームページという受け皿があってはじめて、その輪の外にいる新規のお客様を迎え入れられます。両方そろってこそ、集客は安定します。

今日からできる、最初の一歩

  • ホームページに「LINE友だち追加」ボタンと、来店時に見せられるQRコードを用意する
  • LINE公式アカウントのプロフィール欄に、ホームページのリンクを必ず入れる
  • 新規のお客様が「確かめる」場所として、お店の魅力が伝わるホームページを整える

「LINEがあるから大丈夫」から一歩進んで、「LINEで再来店、ホームページで新規」という二本立てにする。それだけで、取りこぼしていたお客様をしっかり受け止められるようになります。

写真をアップするだけで、お店のホームページが完成します。 Tukimi(つきみ)は、AIとの会話だけでプロ品質のホームページをつくれるサービスです。LINE公式アカウントへの導線も、もちろん設置できます。月額1,980円〜でご利用いただけます(※料金は変更される場合があります。最新の料金は公式サイトでご確認ください)。


集客チャネルごとの役割は、ほかの記事でも解説しています。あわせてどうぞ。

出典

※本記事は美容室・サロン・カフェ・クリニックなど、店舗型ビジネス全般を念頭に書いています。業種により事情は異なりますので、一般的な考え方としてお読みください。

お店の写真だけで、ホームページが完成します。

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