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ホットペッパー・食べログに載せれば集客は十分? ― ポータルサイトの強さと、「自分の城」を持つべき理由

「ポータルサイトに載せたら予約が増えた。だからホームページはいらないかな」

ホットペッパービューティーや食べログ、エキテンといったポータルサイトに掲載して、実際に新規のお客様が来るようになった。そう実感している個人店オーナーの方は多いと思います。その実感は正しくて、ポータルサイトは間違いなく強力な集客の入口です。

ただ、「ポータルに載せているから、ホームページはいらない」と考えてしまうのは、少しもったいない。ポータルには「借りた土地」ならではの代償があり、そこを理解しておかないと、利益も、お客様との関係も、少しずつ削られていきます。

この記事では、ポータルサイトの本当の強さと、見落とされがちな代償。そして「自分の城」としてのホームページをなぜ持つべきかを、整理してお伝えします。

ポータルサイトが強い理由

まず、ポータルサイトの実力を正しく認めておきましょう。

ポータルサイトの最大の強みは、圧倒的な集客力 です。たとえばホットペッパービューティーは、ヘアサロンだけで年間約1億2千万件もの予約が動く、国内最大級の美容予約サイトです。お客様が「近くの美容室」「ネイル ○○駅」と検索したとき、上位に出てくるのはたいていこうしたポータルサイト。自分のお店だけでそこに割り込むのは、簡単ではありません。

しかも、24時間いつでもネット予約ができる仕組みや、口コミ、写真サンプルまでそろっています。「探す人」と「お店」が出会う場所として、とてもよくできているのです。

新しいお客様と出会う入口として、ポータルサイトは優秀です。ここは素直に認めるべきところです。

でも、それは「借りた土地」の上での話

問題は、その集客がすべて 「他人の土地の上」 で起きているということです。借りた土地には、家賃と、いくつかのルールがついてきます。

1つめ:手数料と掲載料が、利益を削り続ける

ポータルサイトの費用は、多くの場合「掲載料(毎月の固定費)+予約手数料(予約が入るたびの変動費)」の二段構えです。掲載料はエリアや表示順位のプランによって変わり、上位に出したいほど高くなります。さらに予約が入るたびに手数料がかかる。クラウド会計ソフトのfreeeの解説によれば、ホットペッパービューティーではネット予約経由の売上におおむね数パーセント規模の手数料が発生する仕組みとされています。しかも2026年1月以降、手数料の体系が見直され、サロン側の負担はむしろ増える方向に動いています。

予約が増えれば増えるほど、手数料も積み上がる。これは「売れても手元に残りにくい」構造です。

2つめ:価格も順位も、自分でコントロールできない

ポータル上では、あなたのお店は他店と横並びで表示されます。お客様は写真と料金とクーポンで比べる。だから、つい値下げやクーポン合戦に巻き込まれやすい。表示順位も、結局はプラン(=支払う金額)に左右されます。あなたのお店の本当の価値ではなく、「いくら払っているか」で見え方が決まってしまうのです。

3つめ:お客様も、その関係も、自分のものにならない

これが一番大きいかもしれません。ポータル経由で来てくれたお客様は、あくまで「ポータルのお客様」です。次にそのお客様が予約するときも、またポータルを開いて、また手数料が発生する。あなたとお客様が直接つながり、関係を育てる ―― その回路を、ポータルはなかなか作らせてくれません。

【核心】ポータルは「借りた土地」、ホームページは「自分の城」

ここまでをひとことで言うと、こうなります。

ポータルサイトは、借りた土地。ホームページは、自分の城。

借りた土地(ポータル)は、人通りが多くて集客には便利です。でも家賃(手数料)がかかり、看板の出し方にもルールがあり、隣には競合が並んでいる。そして何より、その土地はいつまでも自分のものにはなりません。

自分の城(ホームページ)は、自分ですべてを決められます。世界観も、写真の見せ方も、料金の伝え方も思いのまま。手数料はかからず、お客様と直接つながれる。一度建てれば、ずっと自分の資産です。

「借りた土地」であるポータルサイトと、「自分の城」であるホームページを対比した図。ポータルは集客力が高い一方で手数料・横並びの競争・運営側の支配があり、ホームページは直接予約・自由な世界観・お客様との関係を自分のものにできることを示し、ポータルで出会いホームページで決めて直接予約でリピートする循環を表している。
ポータルは集客力の高い「借りた土地」、ホームページは資産になる「自分の城」。両方を組み合わせ、出会いはポータル、リピートは直予約へとつなげるのが理想です。

二者択一ではなく、組み合わせる

では「ポータルをやめてホームページだけにすべき」かというと、そうではありません。一番もったいないのは、その二者択一の発想です。

賢いのは、ポータルの集客力と、ホームページの資産性を、両方使う こと。流れにするとこうです。

  1. ポータルで見つけてもらう ―― 圧倒的な人通りを、新規との出会いに使う
  2. ホームページで世界観を伝える ―― 「このお店、いいな」を確信に変える
  3. 次回は直接予約へ ―― リピーターには直予約をうながし、手数料のかからない関係を育てる

最初はポータルに少し家賃を払ってでも新規と出会い、気に入ってくれた人は自分の城(ホームページ・直予約)に迎え入れていく。こうすれば、手数料を払い続けるお客様を、手数料のかからないお客様に少しずつ変えていけます。これは、お店の利益にもお客様との関係にも、じわじわ効いてきます。

手数料は「悪」ではなく、出会いのための投資

ここまで手数料の話をしてきましたが、ポータルの手数料そのものが悪いわけではありません。大切なのは、その手数料を「新規のお客様と出会うための投資」と割り切ることです。

問題になるのは、何年も同じお客様の予約に手数料を払い続けてしまうこと。一度出会えたお客様は、できるだけ早く「自分の城(ホームページ・直接予約)」に迎え入れる。そうすれば、最初の出会いにかけた投資が、手数料のかからないリピーターという資産に変わっていきます。

ポータルは「新規獲得の窓口」、ホームページは「リピーターを育てる本拠地」。この使い分けができると、同じ売上でも手元に残るお金がまったく変わってきます。

ありがちな勘違い

「ポータルをやめれば、手数料がまるごと浮く」?

気持ちはわかりますが、いきなりポータルをやめるのは危険です。ポータルは新規との出会いを生む強力な入口。まずは「自分の城(ホームページ・直接予約)」を整えて、リピーターを少しずつそちらに移す。出会いはポータル、定着は自分の城、という二段構えが現実的です。

「ホームページを作っても、結局ポータルの方が見られる」?

最初はそうかもしれません。でもホームページは、ポータルと違って手数料がかからず、世界観も自由で、一度作れば資産として残り続けます。ポータルで出会った人をホームページで「ファン」に変えていく――その積み重ねが、数年後に大きな差になります。

「ホームページとポータル、載せる内容は同じでいい」?

もったいない使い方です。ポータルは、他店と同じフォーマットの中で価格や写真を比べられる場所。一方ホームページは、あなたのお店だけの世界観・こだわり・ストーリーを自由に語れる場所です。同じ写真・同じ説明文を貼るだけで終わらせず、ホームページにしか書けない「らしさ」を出すことで、ポータルとの違いが生まれ、選ばれる理由になります。

今日からできる、最初の一歩

  • まずは「自分の城」となるホームページを用意する
  • ポータルサイトのプロフィール欄やお店の紹介文に、ホームページへのリンクを入れる
  • 来店してくれたお客様には、次回からの直接予約(ホームページやLINE)をやさしくご案内する

ポータルは出会いの場、ホームページは関係を育てる場。役割を分けて使えば、ポータルの強さを活かしながら、利益とお客様を自分の手元に残していけます。

「自分の城」は、写真をアップするだけで建てられます。 Tukimi(つきみ)は、AIとの会話だけでプロ品質のホームページをつくれるサービスです。予約導線も、お店の世界観も思いのまま。月額1,980円〜、初月は500円でお試しいただけます(※料金は変更される場合があります。最新の料金は公式サイトでご確認ください)。


集客チャネルごとの役割は、ほかの記事でも解説しています。あわせてどうぞ。

出典

※本記事は美容室・サロン・飲食店・クリニックなど、店舗型ビジネス全般を念頭に書いています。具体的な料金・手数料は各サービスの最新の公式情報をご確認ください。

お店の写真だけで、ホームページが完成します。

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